リンクス
世界三大毛皮の一つでもあるリンクス。非常に高級な毛皮で、コート1着で900万円以上するということもざらです。見る人を圧倒させるような、すばらしい魅力のあるリンクスの毛皮には、どのような特徴があるのでしょうか?
リンクスとは?
リンクスとはヨーロッパに生息するオオヤマネコのことです。体長は80センチ〜130センチと大型で、しっぽが短く、耳の先には黒い毛が束になって生えています。リンクスは現在のところ絶滅の可能性が低い状態ですが、過去において、駆除や毛皮への利用のために数を減らし、ある地域では絶滅してしまったという歴史があるため、現在ではワシントン条約で保護され、毛皮の生産にも制限がかかっています。ですから、より希少な毛皮となっていると言えるでしょう。
リンクスの毛皮の特徴
リンクスの毛皮の特徴は、その柄にあります。リンクスには黒い斑点がありますが、それが背中側ではなく、白い毛が生えている腹側に集中しています。そのため、リンクスの毛皮は、他の毛皮とは違い、腹側に価値があるのです。この腹側の毛皮だけを使った物を「ベリー」と呼びます。
毛皮の質としては、毛も抜けづらく、丈夫な部類になりますが、皮が厚いため、軽く柔らかな状態へ加工するには、高度な技術力が必要とされます。そして、加工されたリンクスの毛皮は、やはり、その柄を楽しむことのできるジャケットやコートに仕立てられることが多いようです。
リンクスなどのキャット類の毛皮は、どれもとても貴重な品です。お手入れ方法や、シーズンオフ時の保管方法をよく把握しておけば何年も着用できますし、毛皮をリメイクして使うこともできます。また、大切にしてきた毛皮は、高価での買取も期待できます。売却をお考えの方のために、おすすめの買取店ランキングも紹介していますので、そちらも参考にされてみてください。