着なくなった毛皮はリフォームで再活用!アイデア10選

多くの方が抱える毛皮製品についての悩みには、このようなことがあるかと思います。

  • パフ袖や肩パッドなどで大きく張り出している肩。
  • 芯地や毛皮のボリュームがありすぎて重い。
  • サイズ感が合わない。
  • 色やデザインが気に入らなくなった。
  • 皮が破れたり、毛が傷んでしまったところがある。

そうなると、もはやこの毛皮は出番がなくなってしまい、タンスのこやしになってしまいます。

クローゼットの中で幅を取る毛皮のコート……「このコートがなかったら、もっと服が入るのに!」と、ねたましくさえ感じてくるかもしれませんね。

「思い切って断捨離してしまおうかしら」と思っているとしたら、ちょっと待ってください!実は、毛皮はリフォーム、リメイクをすることができるのです。


毛皮のリメイクでは何ができるの?

毛皮はほどいて縫い直しても縫い目が見えませんから、再利用がしやすいという特徴があります。

  • 肩パッドをはずし、袖の形を変えてスマートに。
  • 着幅を狭める、袖の長さ調整、着丈を詰める、自分の体に合わせてリフォーム
  • 毛皮をほどいてまるっきり違うデザインにリメイク
  • 染め直し、刺し毛を抜毛して雰囲気を変える。
  • 破れたり傷んでしまった毛皮部分をほどいて別の毛皮と交換する。

リフォームを専門に行っているお店に依頼すれば、このようなリフォームが可能です。

さらに、上に紹介した以外にも、1着のコートからさまざまなリメイクを楽しむことができます。

  • ジャケット
  • ベスト
  • マフラー
  • バッグ
  • ケープ
  • つけ襟
  • カフス
  • 裏地に毛皮を使う
  • 帽子
  • ファーのキーホルダー

フルオーダーのリフォームはお値段も張りますが、新品の毛皮を購入するよりもずっとリーズナブルです。

現在、毛皮の需要は新興富裕国で高まっていますが、生産やアパレルメーカーでの利用は縮小傾向にあります。つまり、毛皮はどんどんと貴重な資源になりつつあるということです。

毛皮は親から子、孫へと渡すことのできる財産です。10年、20年前の毛皮であっても、まだまだ再利用することができます。二種類の毛皮製品をばらして合体させたオリジナルデザインを作るのもおすすめです。

もう着なくなったからと、ただ処分してしまうのは大変にもったいないことですから、ぜひ毛皮のリフォームも一つの手段として考えてみてください。

※袖丈や着丈を直すのであれば、数万円の予算で可能です。
※仕上がりには数カ月ほどかかる場合もありますから、シーズンに入る前に依頼しましょう。
※リフォームで余った毛皮の廃棄、返却についてトラブルが起こることもありますから、その点はしっかりと確認するようにしてください。