タヌキ
昔話やアニメに登場するキャラクターとしてもなじみ深い動物であるタヌキですが、タヌキの毛皮にはどのような特徴があるのでしょうか?
タヌキとは?
日本人にはなじみ深い動物ですが、タヌキは日本や朝鮮半島、中国、ロシア東部などの極東にのみ生息しているため、世界的に見れば非常に珍しい動物です。雑食性で真冬にも活動するタヌキの毛は非常に密度が高く、上質な毛皮として昔から活用をされてきました。
タヌキ=ラクーンなの?
ラクーンとはアライグマのことですが、フィンラクーン、チャイニーズラクーン、ロシアンラクーンという場合は、タヌキの毛皮のことを指して使われます。しかし、タヌキはアライグマと似ていますが全く違う動物ですから、そのままでは誤解を招くため、日本では公正取引委員会により、品質表示にただ「毛皮」と書くか、「原産地+ラクーン」にタヌキと併記することが求められています。
タヌキの毛皮の特徴
タヌキの毛皮は、背中、脚、尾には黒い柄があり、それ以外は褐色から灰褐色となっています。また、長い刺し毛と密生した綿毛を持っており、毛質は硬めですが、シルキーな手触りを持っているため、フード周りやマフラーなど、毛皮を大胆に使ったファッションに好んで利用されています。
抜毛をしてふわふわとした綿毛だけにして使う場合や、刺し毛をある程度残してワイルドなイメージを出すなど、さまざまなかたちで使うことのできる毛皮です。
どのような毛皮にも共通して言えることですが、毛皮はその製造過程を考えれば、非常に大切に扱うべき素材だと言えます。このサイトでは大切な毛皮のお手入れ方法や、シーズンオフ時の管理方法、毛皮のリフォーム、また、着なくなった毛皮の有効活用方法の一つとしての毛皮買取についての情報も紹介しています。ぜひ参考になさってみてくださいね。