「世界三大毛皮」と呼ばれる驚きの価値を持つ高級毛皮
毛皮というと何となく高級なイメージがありますよね。その毛皮の中でも、とくに高級な世界三大毛皮という物があります。
世界三大毛皮
- セーブル
- チンチラ
- リンクス
私たちが普段目にするのは、ミンク、ラビット、タヌキがほとんどで、この世界三大毛皮は、なかなか目にすることはないと思います。どのような特徴があるのか、以下に世界三大毛皮それぞれを簡単に紹介します。
セーブル
世界三大毛皮の1つ目、セーブルは高級毛皮の代名詞。毛皮の王様、毛皮の宝石とも言われるセーブルは、イタチの仲間で、黒テンとも呼ばれています。
最近ではまつエクでもセーブルが使用されており、やはり他の毛よりちょっとお値段はお高めになっています。
セーブルは数千年前からすばらしい毛皮として知られ、高位の人しか身につけられない物とされてきました。
特にロシアンセーブルと呼ばれる物は最高級品で、総毛皮のコートとなると、200万〜500万円、マフラーでも100万円以上する場合があります。
チンチラ
チンチラと言うと猫かと思う方もいるかもしれませんが、このチンチラはネズミの仲間です。
世界三大毛皮なのにネズミと言う驚かれる方もいるかもしれませんが、このチンチラ、実はペットショップでもお目にかかることのある動物で、大きな耳とふわふわの毛で覆われたしっぽを持ち、とてもかわいらしい見た目をしています。
刺し毛がなく綿毛のみの毛皮なので、非常にやわらかく肌触りがよいのが特徴です。
新品のコートを購入しようとする場合、100万円以上となっています。
リンクス
世界三大毛皮の3つ目、リンクスはロシアやアメリカに生息するオオヤマネコの毛皮です。
茶色と白色の毛に分かれていて、ぶち模様がある腹の白い毛のほうが価値の高い物となっています。
リンクスはワシントン条約で保護されているため、入手の難しい毛皮ですが、もし新品のコートを手に入れようと思うなら、やはり100万円を優に超える高級な毛皮です。
高級毛皮番外編
世界三大毛皮は以上ですが、番外編としてさらに珍しい毛皮もご紹介します。それは、ラッコとモグラです。この二つの毛皮は、今では入手がほぼ不可能ですが、哺乳類中最高の毛皮と言われています。
ラッコ
1平方センチ当たり10万本という、非常に多くの毛が毛並みを作らず生えているため、ラッコの毛皮はとてもふかふかとしています。刺し毛がぬれると、毛の束が下に生えている綿毛を囲い込みます。そして、綿毛は暖かい空気を抱き込むようになっているので、ラッコは冷たい海にも入ることができるのです。
モグラ(モール)
モグラはトンネルを掘って生活していますから、その中で前後に動くため、やはり毛並みを持たず、密度の高い毛が垂直に生えています。しかも、その毛はトンネルの中でひっかからないように、しなやかになっていますから、意外にも手触りがよいそうです。
いかがでしたか?ここで紹介した世界三大毛皮は特に、手にすることはないかもしれませんが、毛皮の豆知識として覚えていて損はないでしょう。
このサイトでは、世界三大毛皮や高級毛皮以外にも一般的な毛皮、ミンク、フォックス、ラビット、ムートンなどについても紹介していますので、ぜひそちらの記事にも目を通されてみてくださいね。